No.3 三枝泰之氏

【三枝泰之(さえぐさ・やすゆき)プロフィール】


1958年生まれ。1986年よりデザイン事務所「Drawing  Sense  "LUNACY"」設立・主宰。2000年より崇城大学芸術学部に赴任、教授。現在、九州大学大学院芸術工学府博士後期課程。所属団体・学会/美学会、日本デザイン学会、九州藝術学会、国際寺山修司学会、NPOアートプレゼンス


代表的な発表/1980年・和光大学在学中にパフォーマンス・アートに興味を持ち「批判と創造展」(横浜市民ギャラリー)にて「Perform'er」、グループ展「意識と存在展」(神奈川県民ホールギャラリー)にて「6月パフォーマンス」で参加。その後Bゼミスクールにて1981年・「第3回HAPPY ART」(村松画廊・銀座)に参加。1984年グループ展「器官なき身体検査」(神奈川県民ホールギャラリー)にて発表。


1983年日生劇場開場20周年記念にて舞台統轄課アシスタントの体験から「劇場」について関心を持つ。 〜85年・都内の小スペースにてアートイベントのプロデュースなどを行う。「BARDO」Robin von Hoegen(独)(吉祥寺・武蔵野公会堂)、「Tommy」Jose Brown(米)(六本木・スタジオ一番街)、「映画魔術という名の機械」「最後の楽園バリから」「クルト・ワイルを歌う」「ASIAN  VIBE」「寺山修司に捧ぐコンサート」「ルネッサンスソング」など(国立・はっぽん)。



1989年  パフォーマンスアート・コラボレーション"The Edge of The Sea"(テルプシコール・中野)/1991年 個展「Windous」(ラヴィ・青山)/1992年 パフォーマンスアート・コラボレーション「Office Trip」(FM東京ホール)/1993年 グループ展「3 menu bar」展(H.B Gallery・原宿)/1999年 個展 「Homage to a 'Theater'」 (アートスペース羅針盤・京橋) 。


2000年九州に越してから最初の展覧会 「Memory of Flyers」 (北とぴあ・王子)、2001年 グループ展 「空間・情報・身体」 (熊本県立美術館・熊本) 、2002年 グループ展 「Peace for Peace 2001 - Oh No! Retaliatory War」(丸木美術館・埼玉) 、以降インスタレーション制作を中心にパフォーマンスアート・ネットワークによるアートフェスに参加。「C.R.A.N.E.Symposium」(ブルゴーニュ・フランス)、「Parformance  Festival '02」(セシオン杉並・東京)、2003年「Demanage」(Arts Station・ケベック、カナダ)、2004年「TOKYO NEWYORK」(INNER SPACES・ポズナン、ポーランド)、2005年舞台広告の個展「OBLED」(INNER SPACES・ポズナン、ポーランド)、展覧会のオーガナイズ「Passages to Olymp」(SOJO Gallery・熊本)、アートフェス「EAST WIND・WEST WIND」(海上海・上海)、2006年「C.R.A.N.E.Symposium」(ブルゴーニュ・フランス)、福島現代美術ビエンナーレ(福島)、下北人展(バードカフェ・下北沢)、2007年グループ展「花鳥風月考」展(熊本県立美術館・熊本)、和光大学40周年記念展(和光大学・東京)、2008年 ハノーバー・広島姉妹都市25周年記念展(ハノーバー・ドイツ)、メディエーション・ビエンナーレ(ポズナニ・ポ—ランド)、2009年 アートストリート佐世保(ハウステンボス美術館・長崎)、オ−ガナイズ「looking for NEW EARTH」崇城大学ギャラリー、2010年は阿蘇・高森町に上色見小学校於いて「Genesis 起源展」をオーガナイズ。


著書/homage to “a theatre” Drawing Sense “LUNACY” 1999.11.

論文/『寺山修司』アレゴリーの演劇 寺山修司研究2007.5 国際寺山修司学会/『オルタナティブなアート・ネットワークそこでのインスタレーション制作』崇城大学研究紀要2008.3/『EU-Kumamoto Art Drive「イタリア未来派宣言」から100年』崇城大学研究紀要2010.3

 

 

ホームページ https://sites.google.com/site/saesart/Home
起源展 http://kigenten.jimdo.com/

 

 

 

 


No.2 藤枝 守氏

 

【藤枝 守(ふじえだ・まもる)プロフィール】

 

1955年生まれ、作曲家。1982年よりカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)音楽学部博士課程に留学。その間、作曲を湯浅譲二、モートン・フェルドマン、ゴードン・ムンマ、フリオ・エストラーダの各氏に師事。

 

同大学の機関、音楽実験センターでコンピュータ・ミュージックも学ぶ。88年に博士号(Ph.D. in Music)を取得。1982年の「今日の音楽(Music Today)」作曲賞に入選。合衆国滞在中には、ISCM国際現代音楽祭(カナダ '84)やピッツバーグ国際音楽祭('86)に入選。《オーケストラの修辞学》で第5回入野賞(1984)。1984年から1年間アジア文化会議(Asian Cultural Couェとりあげられている。また、2000年には、日本文化藝術財団から奨励賞を受ける。

 

《オーケストラの修辞学》で第5回入野賞(1984)。1984年から1年間アジア文化会議(Asian Cultural Council, ニューヨーク)の奨学金を受ける。オランダ・フェスティバル('83)、キャルアーツ ・フェスティバル(ロサンジェルス '84)、パシフィック・リング・フェスティバル(サンディエゴ '86)、ミュージック・フロム・ジャパン(ニューヨーク '85,89,94)などのフェスティバルで作品がとりあげられている。また、2000年には、日本文化藝術財団から奨励賞を受ける。

 

1989年に帰国した後、世田谷美術館、馬里邑美術館での個展コンサート、「環太平洋電脳音楽会」、「ソニック・パーセプション」(川崎市市民ミュージアム)などに出演。また、国立劇場の委嘱で声明や古代楽器のための作品を制作(《天国の夏》'88/《夜の歌》'93)。コンピュータによえ興的なパフォーマンスを展開しながら、ジョン・ゾーン、ポーリン・オリヴェロス、マルコム・ゴールドスタインなどの多くのミュージシャンと共演したり、ダンスの山田せつ子、音響彫刻家の美音子グリマー、劇団「錬肉工房」らと積極的にコラボレーションを展開。

 

また、「サマー・フェスティバル・アムステルダム」('91)、「サウンドカルチャー1991」(シドニー)、「Urbane Aboriginale 」(ベルリン '92)、「DIET」(ソウル '92)、パリのユネスコ本部主催の日本文化祭('93)、「Today's Japan」(トロント '95)などの海外のフェスティバルに出演したり、レルケンボー音楽祭(デンマーク '90)やケルンの日本音楽週間('92)にゲスト作曲家として招待されている。

 

1997年には、「Djerassi Art Foundation」のアートレジデンス・プログラムのために渡米。サンフランシスコの「Other Minds」フェスティバルにもゲスト作曲家として招待される。また、1998年、マニラで行なわれたアジア文化会議(ACC)の創立35周年記念大会に招待される。

 

1992年よりアメリカ大使館主催の現代音楽祭「インターリンク」の音楽ディレクターを五回にわたって務め、アメリカの最新の現代音楽を紹介。1993年にはサウンド・アートの国際フェスティバル<サウンドカルチャー・ジャパン'93>を企画。世田谷美術館主催の現代音楽講座や東京都現代美術館のイベントの企画、神戸のジーベックホールでの一連のワークショップやコンサートシリーズ、アートショップ「アール・ヴィヴァン」のトークショー(毎月1回、約5年間)などを行なう。

 

東京混声合唱団、ニューヨークの「Music From Japan」フェスティバル、神奈川芸術文化財団などから作曲の委嘱を受けている。 また、園芸作家、銅金裕司とともに「Skewness Phase」(ギャラリー日鉱)、「植物律」(アートフォーラム谷中)、「エア・プラントロン~浮遊する植物」(ナディッフ・ギャラリー)、「ピアノラ・プラントロン」(兵庫県先端技術支援センター)などの植物による生態系的なサウンド・インスタレーションを発表。

 

1998年には、陶芸家の伊藤公象とともに「波動の結晶」(文房堂ギャラリー)という展覧会を開催し、作品が宇都宮美術館に収蔵。また、造形作家の椎原保とともに「劇場の連鎖」(佐賀町エキジビット・スペース)というコラボレーションによる二人展を開催。演劇の領域でも、野村万蔵らによる新作能「紫上」や太田省吾の「水の駅-3」などの音楽を担当。

 

合衆国滞在中にハリー・パーチやルー・ハリソンから影響を受けたあらたな音律の方向を模索するために「植物文様」という作曲シリーズを続行し、シアターXや世田谷美術館などで音律をテーマにした個展コンサートを行なう。

 

また、音律の可能性を探るために筝や笙の編成によるアンサンブル「モノフォニー・コンソート」を結成して、定期的に公演を行なっている。 また、音律をテーマしたフェステイバル「響きのルネサンス」(神奈川県立音楽堂・主催/制作)の企画協力を鈴木雅明とともに行ない、このなかで、モンテヴェルディの《聖母マリアの夕べの祈り》に挿撞れるアンティフォナ《響きの交唱》 を作曲。

 

最近では、フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園・明日館を使った《植物の姿形~植物文様ピアノ曲集》の公演(ピアノ:柴野さつき)や鎌倉芸術館主催による《今日は死ぬのにもってこいの日~植物文様ソング ブック》(朗読:高樹沙耶、メゾソプラノ:野々下由香里)の公演を行なっている。

 

CDとして、ピアノ作品を集めた《遊星の民話》《筝組曲「植物文様」》 (ALMレコード/コジマ録音)、《植物文様ピアノ曲集》(音楽之友社C煢ケ楽之友社から出版されいている。また、著作に『響きの考古学-音律の世界史』(音楽之友社)、「響きの生態系~ディープ・リスニングのために」(フィルムアート社)がある。

 現在、九州大学大学院芸術工学院・教授。

 

 

公式ホームページ http://www.fujiedamamoru.com

 

NHK ニッポンの教養「あなたの知らないメロディー」

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20090210.html

 

藤枝氏登場のネット配信番組

(2009年12月神戸コンサートより)

http://www.connectortv.net/library/113.html

 

 

 


No.1 能勢伊勢雄氏

PEPPER LAND
PEPPER LAND

【能勢伊勢雄プロフィール】


1947年2月20日倉敷市生まれ。
Live House 『PEPPER LAND』設立・主宰(1974~:岡山市学南町)


「胡椒と霊魂のために地球は一つになり胡椒帝国のはじまりをつげる」
「表現者の全てが行き交う場」写真家山崎治雄師に写真を習う。

 

馬場正義氏とデザイン事務所『亜土利江某』設立。
岡山県産業デザイン協会員

ドキュメンタリー映画『共同性の地平を求めて』を製作・監督
水戸芸術館『ANOTHER WORLD』展連動企画
『超越思考講座・アナザーワールドへのプロローグ』企画ならびに講師
CD book『Prologue to ANOTHER WORLD』編集ならびに収録
水戸芸術館『ジョン・ケージのローリーホーリーオーバーサーカス』展の3企画と映像作品上映『山形国際ドキュメンタリー映画祭'95』にて映画作品が選出上映される

 

水戸芸術館美術セミナー『現代美術のABC+D』の講師
備前市商工会議所主催『備前アートイベント』のアシスタントディレクター('89-'95)
岡山県立美術館『岡山で創られた映画』に映像作品出品
尾道市市立美術館『龍の国尾道・その象徴と造形』展監修
実験映画の大回顧展『アンダーグラウンド・アーカイブス1958→in Kobe Kyoto Osaka』で映像作品が選出上映される
岡山県主催『現代作家の眼アートウェーブ岡山・巡回展』に写真・映像作品を出品
勝央美術文学館『高梨豊写真展』監修
岡山・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄1968-2004』展開催
広島市現代美術館『松澤宥と9つの柱』展に作品出品
水戸芸術館『X-COLORグラフィティin Japan』企画
横浜トリエンナーレ2005『ストリートにおける表現の可能性』のパネラー
中国デザイン専門学校フリーゼミ講師
岡山市デジタルミュージアム主催の講演会『市民による美術展実現のための方法論-デジタル・ムネモシュネによるデジタルミュージアム の可能性について-』講師
丸亀市GALLERY ARTE 『能勢伊勢雄個展「遊図」』
「美学校」講師
『能勢伊勢雄写真展PORTOGRAPH』(photographer's gallery 2006)

『ルドルフ・シュタイナーと芸術』展に写真・遊図を出品、ギャラリー册(東京)シンポジウム『シュタイナー芸術を生きる』にパネラーとして参加

等多数

 

主著・共著
『サイボーグ論(ON CYBORG)』(1970 UMU創造論理空間研究会出版局)
『E』(1990 ノイプロダクト出版刊)
『サイバーレボリューション』(1995 第三書館刊)
『ジ・オウム-サブカルチャーとオウム真理教』(1995 太田出版刊)
『観想の空間』(1998 尾道市美刊)
『龍の国尾道』(2000 尾道市美刊)
『スペクタル能勢伊勢雄1968-2004』(2004 和光出版刊)
『X-COLOR GRAFFITI IN JAPAN』(2005 FOIL刊)
他多数