【第56回 九州遊会】のご案内

■日時:2014年 10月25日(土)18:00~20:00


■テーマ:韓国で考えたこと


■チューター:神屋 由紀子氏(西日本新聞 編集委員)

■会場:イエナコーヒー(福岡市中央区 警固 2-12-20 TEL092-982-1007)
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40036256/dtlmap/


■参加費:500円 ※別途ドリンクをご注文下さい。
※終了後、イエナコーヒーにて懇親会予定(参加費別途)。

<チューターメッセージ>
 韓国は大学の卒業旅行で初めて訪れて以来、何度も旅してきました。
 ふらりと出掛けられる距離であり、また、日本について考える鏡のような場所だからです。仕事では20代のころ戦時中に朝鮮の男性と結婚し、戦後も韓国に残った、残らざるを得なかった在韓日本人妻を取材したのを機に折に触れて朝鮮半島と日本の関係について取材してきました。釜山に1年半、ソウルには3年近く駐在。そこで考えたことをお話ししたいと思います。

<プロフィール>
福岡県黒木町(現在、八女市)生まれ。
1989年西日本新聞社入社。
社会部、大分総局、文化部、運動部、地域報道センター、東京報道部、国際部、
釜山駐在、営業戦略室、ソウル支局を経て現在は編集企画委員会。
入社直後は社会部でサツ回り(警察担当)。文化部で生活面や音楽・映画の担当をした後、運動部で西日本スポーツに日活ロマンポルノで活躍した女優谷ナオミの聞き書きを連載。東京では小泉政権時代の首相官邸や外務省を担当するなど種々雑多な事象を取材。目下、日米女子教育史の研究者で福岡女子大名誉教授の秋枝蕭子さんの聞き書きを連載中。
 



【第55回 九州遊会】のご案内

9月のチューターは音楽通で知られる石橋久嗣さん。ロックンロール以前のポピュラーミュージックに耳を傾けながら、石橋さんとともに音楽談義に花を咲かせるひとときをご一緒しましょう。

【第55回 九州遊会】のご案内

■日時:2014年 9月13日(土)19:00~21:00
■テーマ:九州遊会ラジオ Brand New Nostalgia
〜ロックンロール以前のポピュラーミュージック〜
■チューター:石橋 久嗣氏
■会場:書斎りーぶる エスパスりーぶる
(福岡市中央区天神4-1-18 サンビル1階)
■参加費:500円(資料代、飲物付)


■facebookよりお申し込みはこちら。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=707160276031160&set=gm.681397655269268&type=1&theater#

■お申し込み・お問い合わせ:hyoutanza@fukuoka.email.ne.jp
090-2964-0277 (中野)

※終了後、近隣の店で懇親会あり(有志参加)。

<チューターメッセージ>
『唄えば天国ジャズソング』を読んだことがありますか?著者は色川武大。装幀・挿画は和田誠です。1987年にニューミュージックマガジン社から出版され,1990年にちくま文庫に入りました。※ 現在品切れ(泣)

その中で彼はジャズソングのことを「ナンセンスで、くだらなくて、安手で、下品に甘くて…でもそれはまるでドヤ街で思いがけず柔らかいベッドに沈んだような、ウーンと唸ってちょっとはしゃぎたいような気分にさせてくれるもの」と書いています。拳拳服膺したいぐらいうまいこと言ったものですが,このジャズソング,実は同時代のアメリカのスィングジャズと比べても決して引けを取らないほど洗練された楽曲が多いんです。時代は昭和初期から太平洋戦争直前までという期間になりましょうか。トーキー,ラジオ,レコードが人々の生活に根付いた時期ですね。そんな時代に人々の日常を彩っていたのはどんな音楽だったんでしょう。ロックンロール登場以前に若い人たちは何を聴いていた?その頃のエンターテインメントはどんなスタイルだった?

第55回九州遊会では,日本のジャズソングを中心にパリ,ベルリン,ポルトガル,ブラジル,そしてインドネシアの音源をたどりながらロックンロール登場以前のポピュラーミュージックを体験しましょう。(石橋 久嗣)


<プロフィール>
1964年生まれ,福岡市出身。1989年より福岡市役所勤務。一般財団法人福岡ユネスコ協会の企画委員として,講演会の企画や運営に携わる。休みの日はいつもボーダーシャツ。展覧会やトークイベント,コンサートなどによく出かけている。「第三木曜ロードショウ」という上映会に会場を提供するほか,冷泉荘の「杉内玄徳の夜」において上映プログラムを提供している。また,昨年まで大手門の窓カフェ空でミュージカル映画の上映会を行った。



【第54回 九州遊会】のご案内

8月の九州遊会は、知るヒトぞ知る語り部&ギタリストの箱崎水族館喫茶室マスター・花田宏毅さんの登場です。花田さんのお仕事の都合上、今回に限って火曜日の開催となります。お間違えのないように!

 

■日時:2014年 8月18日(火)19:00~21:00
■テーマ:神智学がやってきた! 明治の仏教大逆転
■チューター:花田宏毅(箱崎水族舘喫茶室 店主)
■会場:書斎りーぶる エスパスりーぶる
(福岡市中央区天神4-1-18 サンビル1階)
■参加費:500円(資料代、ドリンク付)
■お申し込み・お問い合わせ:hyoutanza@fukuoka.email.ne.jp
090-2964-0277 (中野)

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/682356621832960/?context=create&ref_dashboard_filter=upcoming&source=49#

※終了後、近隣の店で懇親会あり(有志参加)。


<チューターメッセージ>
ついに明治時代が花開く。ダメだった江戸時代よいざさらば。旧体制は全否定。こんな風潮に乗っかって、新政府から出されたのが「神仏分離令」。全国津々浦々では「廃仏毀釈」の嵐が吹き荒れる。そんななか、旧体制の象徴だった仏門は瀕死状態に追い込まれた。しかし、ここで思わぬところから救いの手が日本仏教界に差しのべられる。救い主はブラバッツキー夫人とオルコット大佐が率いる神智学協会・・と、こんな感じで19世紀後半から20世紀初頭にかけて日本を中心とした霊性文化大活劇を語ってみたいと思います。登場するのは神智学協会会員鈴木大拙、オリエンタル・ホールを開いた平井金三その他多数(花田宏毅


<プロフィール>
1955年生まれ、福岡県出身。「箱崎水族舘喫茶室」店主。「天籟堂」主人、「箱崎ミスティカ」主宰。「ユーラシア基層文化研究所」所長。ギター演奏家。
主な対談/「箱崎VOICE~バランスを越えよう~with 藤枝守(九大教授) 他」、「箱崎VOICE~土地と人は声で響きあっていく~with 坂元一光(九大教授) 他」、「神話世界夜話会〈東北アジアの魂 豊かな生命力〉~with キム・ボンジュン(Kim Bong Jun)
「なつかしい未来の神話美術館」館長」、「夜のシューレ~ユングの書棚~」、「夜のシューレ~ゲーテの鼓動~」、「夜のシューレ~ニジンスキーの跳躍~」、「別冊ドネルモ増刊号~植芝水族館-ディスコミュニケーションの民俗学~with 山内泰 他」、「箱崎水族舘ラジオ with 石橋久嗣」

 


【第53回 九州遊会】のご案内

今回よりチューターをリレー方式で進めることにいたしました。6月のチューターを務めてくださった中国武術舞踏家の新部健太郎さんからバトンを受け取ったのは、アートセラピストの石田陽介さんです。どうぞご参集ください。

■日時:2014年 7月26日(土)15:30~17:30
■テーマ:「絵本とシャーマニズム」
■チューター:石田陽介氏(ソーシャル・アートセラピスト/アーティスト)

■会場:書斎りーぶる エスパスりーぶる
(福岡市中央区天神4-1-18 サンビル1階)
■参加費:500円(資料代、珈琲付)
■お申し込み・お問い合わせ:hyoutanza@fukuoka.email.ne.jp
090-2964-0277 (中野)

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/488129397997508/?context=create&ref_dashboard_filter=upcoming&source=49

※終了後、近隣の店で懇親会あり(有志参加)。

石田陽介氏プロフィール:
1967年、広島生まれ。出版社勤務を経て、1999年より佐賀県の精神科病院においてアートセラピストとして7年間勤務。精神科臨床において、主に精神疾患を抱える方や認知症のお年寄りを対象とした絵画療法を担当。 2006年より3年間、九州大学ユーザーサイエンス機構子どもプロジェクトのアドバイザーに就任。「旅する絵本カーニバル」「子ども学連続講座」の開催等、アウトリーチ活動を通した子ども未来学の実践研究活動に携わる。
2009年に、アート共創体験を通して豊かなケア文化の循環するコミュニティづくりへと寄与することをミッションとするアトリエHプロジェクトを福岡市箱崎において始動。8月には、ケアとアートの響きあいをテーマとしたまちのアートフェスティバル「箱崎アートターミナル2014」を開催予定。
 
*アトリエHプロジェクト ホームページ
https://www.facebook.com/AtorieHpurojekuto/timeline
http://h.kansei-science.com/

<チューターメッセージ>
一冊の扉の内側に意識を深く潜らせながら、心ゆくまで神話的時間を共に回遊していく絵本の悦楽は、子どもたちを捉え離さない。絵本というものが放つ魅力の源泉とはいったい何処にあるのだろう。

ぼくは、読書という機能構造をシャーマニズムという文脈において捉えようとする者である。
真夏の昼下がり、‘絵本の読みあい’という心身への潜行装置のしくみを捉え紐解いていきたいと思う。(石田陽介氏)

【お願い】自分自身が今子どもに還えるのなら、お母さんからこの一冊を読んでもらいたいと思う絵本を持参ください。

 

 

 


【第52回 九州遊会】のご案内

■日時:2014年 6月28日(土)15:00~17:00
■テーマ:「架橋するコトバ」井筒俊彦とは何か?
■チューター:新部 健太郎(壷中堂)
■会場:書斎りーぶる エスパスりーぶる
(福岡市中央区天神4-1-18 サンビル1階)
■参加費:500円(資料代、珈琲付)
■お申し込み・お問い合わせ:hyoutanza@fukuoka.email.ne.jp
090-2964-0277 (中野)

※終了後、近隣の店で懇親会あり(有志参加)。

<チューターメッセージ>
僕が井筒さんの著作に触れて、最初に感銘したのが、神秘主義的なテーマを取り扱いながら、それが「意味」として、しっかりと理解できることでした。もちろん僕の読みの浅さもあって、他の、その手の本については、今までは「感覚的に解る」といった読み方だったものが、井筒さんに於いて、はっきりと「意味」的な理解に結びつく凄さを知りました。

神秘主義的なテーマと言っても、もちろん彼自身は「神秘家」ではありません。例えるなら井筒俊彦とは、言語学、哲学、宗教、はたして人間がコトバを通して行うあらゆる叡智のいとなみに精通した智の巨人であり、しかして未だなお、その評価の定まらない未知の存在でもあります。

今回の九州遊会では、生誕百年を記念して発刊された「三田文学」井筒俊彦特集を下地に、そんな井筒俊彦とは何かを、語らえたらと、目論見ます。(壺中堂 新部健太郎)

*参考*
慶應義塾大学に井筒俊彦の特設サイトもあります。
http://www.keio-up.co.jp/kup/sp/izutsu/


【第51回 九州遊会】のご案内

■日時:2014年 5月31日(土)15:00〜18:00
■テーマ:「借りの哲学」を読む
※千夜千冊#1542「借りの哲学」http://1000ya.isis.ne.jp/1542.html
■チューター:中野由紀昌(瓢箪座)
■会場:瓢箪座(移転しました)
【新住所】福岡市早良区西新1丁目9−22−10 セントポーリア1階
http://www.hyoutanza.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
■参加費:500円(資料、珈琲・茶菓子代)
■申し込み:瓢箪座

hyoutanza@fukuoka.email.ne.jp 090-2964-0277)

※席に限りあり。満席になり次第締切ります。
※終了後、懇親会予定。実費なり。

<チューターメッセージ>
「人間はつねに他者からの借りで生きている」「借りのない人生などありえない」。千夜千冊1542夜『借りの哲学』を読み、わが身を振り返る。恩を抱く相手に借りを返さなければ…。借りを返したい、申しわけが立たない、と思う道徳的思考のやりとりが人間関係に循環をもたらすことは(体験上)多い気がするが、その一方で無言のプレッシャーとなり縛られてしまう場合もじつは多いかもしれない。ああ、カードローンに賃貸住宅の家賃…そもそも貨幣も“借り物”であるわけで。本著は「借り」に対してもっと自由になれる社会があってもいいのかもしれないと考察する。今月の九州遊会は、そんな「借りの哲学」について、“賃貸物件”の新瓢箪座にて交わし合います。(YUKIYO)